大学のテストの最終日、その日は難しい科目のテストだったので、たくさん勉強して試験教室に行きました。
自分の座席を確認してそこに向かうと、私の指定された机の上に使い古されていて、小さく黒ずんだ消しゴムが置いてありました。
なんで私の机に?と思いながらも、事務室に届けに行く余裕もなく、サッと机の中にしまいました。
そして私はテストのために筆箱からシャープペンと消しゴムを準備しようとしました。
「やばい・・・」筆箱に消しゴムが入ってなかったのです。
パッとさっきの消しゴムを使おう!と思ったけど、いったん、いつも一緒にいる友達二人に聞いてみることに。
するとそのうちの一人が、消しゴムを二個持っているということでそれを貸してもらうことにしました。
これで無事テストを受けられる!と思っていたら、二人のうちのもう一人の友達も消しゴムを忘れていたんです。
結局、私はあの消しゴムにお世話になりました。
いつも消しゴムなんて忘れないのに、こんな大事なテストの日に・・・、たまたま忘れてしまった私。
ちょうど、私の机に消しゴムが置かれていたなんて、とても不思議。
助けていただいたんだなぁと感じています。
かりぐらし ギリ十代 女子