月下美人、この花は、一夜だけに芳しい香りとともに、真っ白な大輪の花を咲かせます。
しかし、朝には見るも哀れに萎れてしまっています。
寂しい花ねと思っていたのですが、次の年もまた次の年も大輪の花を咲かすのです。
私はこの花を眺めているうちに、萎れてしまった瞬間から次の年に花を咲かすために準備を始めていることに気づきました。
ちょうどその頃、この花をくださった方が、定年退職されて、少し元気をなくされていました。
そこで私は、こんな歌を詠んでみました。
一年(一念)を貫き通し
花咲かせ
月の光に
また一歩から
一つの仕事が終わり、満足してしまわず、自分のできることやらなければならないことをして、自分を高めていく努力をしていくことが求められているようです。
慢心、満心に気を付けなければならないと天元教で教えて頂いています。
テンコさん 70代 女性