天元教のお祭りでは、“煎餅やあられなどの米菓子”をお供えすることが多いです。
「米」は、八 十 八と書き、“末広がり、足りて(十分に)、更に末広がり”で、縁起が良いとされます。
「菓子」は、古くは植物の果実(種子)を用い、「果子」とも書きました。草で覆われた果実は稲穂(米)になります。
今年の初午祭のお菓子は、能登半島地震の影響でいつもの“煎餅”の調達が難しくなり、クッキーをお供えしました。
例年、これとは別にある方がお菓子を取り寄せ、初午祭で配布しています。
今年は“どらせん”という、米こそ使っていませんが、岡山県産の小麦粉と鶏卵を混ぜて焼いて、餡子を挟んだ“挟み煎餅”でした。
お店は岡山市の教祖が誕生したところの近くだそうで、今回意図せず”どらせん”を取り寄せたそうです。
明神位の神様が、”験担ぎ”で導いたのでしょう、と天元教の先生がおっしゃっていました。
改めて目には見えない神様の存在を実感しました。
K.S 60代 女性
初午祭の紹介