若い頃は、お酒が好きだったのと、お酒に強かったのでついつい沢山飲んで、あくる日は二日酔いで仕事にならなかったこともしばしばありました。
植木等さんの昭和期にヒットした「スーダラ節」のごとく、〝チョイと一杯のつもりで飲んで、いつの間にやらハシゴ酒・・・分かちゃいるけどやめられない・・・〟
また次にヒットした「ドント節」、〝サラリーマンは気楽な稼業ときたもんだ。
二日酔いでも寝ぼけていても、タイムレコーダガチャンと押せば、どうにか格好がつくものさ・・・〟
高度経済成長期の時代で、会社が終わって毎晩のように飲み歩いていました。
今では考えられませんが、この”飲みにケーション”が仕事の潤滑剤になっていました。
いくら飲んで、どんなに二日酔いになろうが、会社には定時に出勤する。
これが私のモットーでした。
今は70も過ぎ、歳のせいかあまり飲めなくなっていますが、身体のことを考え、これ以上飲むと次の日に差し支えるサインを経験から会得し、楽しくおいしいお酒を飲んでいます。
私の場合、しゃっくりが出だすと、どうも酔いが回ってきたサインのようです。
皆それぞれ出方は違うと思いますが、よく自分を観察していると「あぁ もうこれ以上は」という時点が分かるはずです。
飲み過ぎると、自分の身体を制御することが出来なくなり、失言や失態を犯してしまいます。
動物霊の中には、人間の身体が精巧にできているので、操ってみたいと思うものも居り、そのような霊に入り込まれると、人間らしからぬ行動をとってしまい、場合によっては一生を棒に振ってしまうこともあるのです。
自分の身体の限界を知り、雰囲気に流されず、何事にも客観的に自分を見る目を養うことが重要です。
〝飲んだら乗るな!〟は飲酒運転撲滅の標語です。
身体のことも考え〝飲むなら飲まれるな!〟ですね。
ケンスタイル 70代 男性