子どもと学ぶ『天元教のみちしるべ』 ④神様について

現在、有志が集まり天元教活動委員会で、親と子どもが一緒に学べる「天元教のみちしるべ」という冊子を作成しています。

仮完成の段階ですが、一般の方にもご理解頂きやすい内容だと感じましたのでご紹介させて頂きます。

霊について話をしたときに、人間や仏の上の位には多くの神様がいると話をしました。

人間は昔から、自然や家の中など、様々なところに神様が居られると信じてきました。

神様は君たちの近く、ありとあらゆるところで多くの神様が見守っており、昔から「八百万やおよろずの神」と呼んでいます。

「八百万」とは「数えきれないほどの」という意味があります。

神様たちは、君たちの行いを見ておられるのです。

誰も見ていないから良いと思っていたら、大間違いで、日ごろの行いをみて審査されています。

他の人々の模範になるような行動を心掛けていくことが必要です。

身近におられる神様についてお話しします。

どこの家にも荒神こうじん様、水神すいじん様がおられ、人間たちを見守っています。

そして人間たち自身の身体の調子を崩し、滅びてしまうような行為をしていないか見守っているのです。


見回り荒神、柱荒神、土荒神
家や屋敷の内、家の柱や主要な部分、屋敷内の土、壁、庭を守護しています。

家の周囲を汚くしていたり、ことわりなしに柱や壁に釘を打ち付けていたりすると、頭痛や神経痛などで悩まされるようになります。

また、庭を掘って遊んだりしていることで急に熱が出ることもあります。

家や屋敷の内について気を配り、人間たち自身に害がないよう見守っています。


不浄場ふじょうば荒神
トイレを守護しています。

トイレにはたん、つば、吐いたもの、生理の血以外の血などを流していけないことになっています。

そのようなものを流すと悪い病気で苦しむことになります。

トイレは清潔に保たなければ、有害な細菌が増え、身体に害があります。そのようなことがないように守護しています。


かまど荒神
コンロや炊飯器、電子レンジなど、火を焚くところ(かまどといいます)を守護しています。

これらかまど類の上に、足をのせたり、刃物をのせたりすると警告を受けます。

また、かまどをしまう場所や置く方向で運勢を左右することがあります。

  
水神様
台所の流しに汚いものを流す、プールや池、風呂の浴槽の中で小便をすると熱がでたり、悪い病気になったりする場合があります。

飲み水をとる場所、風呂やプールなど大勢の人が使用する水場を汚すようなことをすると、当然人間の身体には悪影響を及ぼしてしまうため、厳しく見られています。

このほかに方位の荒神がおられ、荒神様と水神様で屋敷内を守護しており、見守って頂くことが大切です。

君たちも、庭の草取りで、道具を使って土を掘ったり、柱に釘を打ったりするような場合には、先に塩をふっておことわりをし、誤って荒神様や水神様のルールを破るようなことをしてしまった場合には、塩をふっておわびする必要があります。