昔、解らないことがあると、私はよく教祖に尋ね、答えをもらっていました。
教祖はすぐにその答えをくれるのではなく、いろいろな話をしてくださるのです。
子供だった私は、「なにそれ? そんな話? 聞いてんじゃないよなー」と思っていたのですが、話が終わるときには、私が尋ねていたことの答えが、そこにありました。
70を過ぎ今振り返ると、教祖の途中下車のような多くの話は、その時の答え以上に私の人生の中で大きなみちしるべになっていたように思われます。
答えを導き出すには、たった一つの考え方しかないのではなく、いろいろな角度、いろいろな考えをもって答えを導き出すことが大切なのかもしれません。
そして、自分の力、自分で考える力をもって真理をつかんでいくことが大切なのでしょう。
賞美さん 70代 女性