子どもと学ぶ『天元教のみちしるべ』⑤仏のすがり

現在、有志が集まり天元教活動委員会で、親と子どもが一緒に学べる「天元教のみちしるべ」という冊子を作成しています。
仮完成の段階ですが、一般の方にもご理解頂きやすい内容だと感じましたのでご紹介させて頂きます。

君は亡くなった人の夢をみたことがありますか?

大切な人であったりすると、夢の中で会えて、うれしい気持ちになったりするかもしれません。

しかし、その夢は亡くなった人が、君たちに救いを求めているのです。

人間が死を迎え、身体から離れた霊を仏(ほとけ)といいます。

亡くなった人が、特に問題なくあの世に旅立つことができればいいのですが、生前何らかの罪を犯していると迷わされ、人間に例えると食料を制限されることになり、仏はつらい環境におかれます。

そこで君たちの身体にすがって、助けてほしい、気づいてほしいと様々な症状を表すようになります。

すがられた人は最初の内は風邪をひいたような症状となり、寒気がしたり、足腰がだるくなったりします。

また、異常にのどが渇いたり、生前その仏が好きだった食べ物ばかり好んで食べるようになったりすることがあります。

それでも気づいてもらえない場合、仏は苦しさのあまり、生前、仏自身がわずらっていた病気を引き起こし、知らせようとしてきます。

さらにすがられている間は精気せいきを吸い取られるので段々と弱ってしまい、病気になったり運勢が悪くなったりします。

迷っている仏も勝手に人間にすがることはできず、期間も決まっており、期限が来たら神様に連れ去られることになっているため、早く気付いてほしいと必死にすがってくるのです。

このように、迷った仏をそのままにしておくことはお互いにとって良いことではないのです。

そこで、仏にすがられたら、天元教で教える成仏供養法で、早く救ってあげることが必要です。

救われた仏も恩を感じることでしょう。