初午祭で毎年思い出すこと

  • 2024年2月13日
  • 2024年2月13日
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もう23年ほど前のことになりますが、かなり大変な現場(ごみ処理施設の新設)で精神的に参ってしまい、家庭内のごたごたもあって生きていくのがつらくなってしまいました。

ほぼ一年間休みも無い状態でした。

この年は初午祭にも参拝できませんでした。

現場では嫌なことばかり頭に浮かび、本当に生きていくのがつらい時期でした。

家に帰れない日もありました。


ある日、現場の休憩時間に母に電話で、

『もうだめかもしれない』

とだけ連絡すると、

『とにかく、今日は戻ってきなさい』


『どうして?』

と尋ねると、

『天元教から【からし菜とお赤飯】が届いているから、今日はこれを頂いてから今後のことを考えたらいいでしょ?』と諭されました。


頂いた手紙には『日数が経っているので、お召し上がりには注意してください』と書いてありました。

私は、涙を流しながら【からし菜とお赤飯】を頂きました。

そのおかげで平静を取り戻すことができ、現在も生きております。

初午祭は、祭典中に【からし菜】を食するとお小遣い銭に不自由しないと、教えて頂いておりますが、私にとっての初午祭の【からし菜】は、もっと特別で言葉にできないほどのものとなっております。

毎年、涙ぐんで頂いておりますが、幸いにも辛いせいもあって周りの方には気付かれていないようです。

これからも笑顔と謙虚さを忘れずに感謝して生きていきます。

いつまでも大人になれないジィジ 60代 男性